カラフルな本

小さい頃読んでいた本はカラフルでした。
本の中で私の心は自由で、嬉しくて飛び跳ねたり反対に悲しくて沈んだりして、それがとても楽しくて、読書が大好きで、図書室に入り浸りでした。
作者が楽しんで書いている想いが文面から飛び出してきて、それは綺麗な泉の様でした。
でも、最近私の周りにある本は色のない灰色の本ばかりで読んでいると苦しくなります。
他人を自分の思い通りに動かすためのテクニック、とか、『感動する』話とか、相手の心の自由を奪う内容のものばかり。
その本の中で、私の心は『こう感じないとあんたは人間じゃない』と銃口を突き付けられて脅迫されている様な、そんな感じです。
きっとそんな本を書いている人は、読み手の為とか立派な大義名分の下にいるつもりなのかもしれないけど、誰かに自分の価値を認めてもらいたい寂しい、灰色の心の人なのだと思います。

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