27歳の女性が遺した、すべての人に読んでほしい手紙

院長

とにかく、仕事が楽しいんです!

院長 堀部 尊人

こんにちは。京都市 北区 ほりべ歯科クリニック、院長の堀部です。

 

私がよく参加させて頂いていた知覧さくらまつり研修の主催者、永松茂久(通称シゲ兄)さんのブログで

心に残ったものがありましたのでご興味のある方はお読みいただければと思います(長文です)。

以下に貼り付けます。

 

 

うちの塾生がシェアした文章を目にして、その存在を知ったんだけど、いま、オーストラリアでたくさんの人に読まれてる、27歳で亡くなった女性の手紙がある。
 
これを読んでいろんなことを考えた。
 
 
その記事の一部を抜粋して紹介したいと思うので、お時間のあるときに読んでほしい。
 
 
まずはこれを読んで僕が感じたこと。
 
 
 
 
 
「やりたいことがわからない」 
 
 
「その日が楽しければいい」 
 
 
この言葉が口から出てくる人が多いし、若者の言葉に頭を痛める大人がたくさんいる。
 
 
けど実は、これらはいまの時代では、若者の口から出て当たり前の言葉なのだ。

小さい頃から食べるものはふんだんにある。

ベンツやBMWが当たり前のように大衆車になり、ある程度の所得があれば普通に買える時代になった。

 
 
なんでも当たり前に美味しいものを食べて育った子たちが
 
 
「いつか銀シャリ(白飯)を死ぬほど食ってやる」
 
 
とは思わないし
 
 
裕福な家の子供として生まれ、幼い頃から高級車に乗せられて育った若者が
 
 
「高級車に乗りたい」
 
 
 って欲は持たない。

なぜなら満たされているから。

これだけ平和な世の中になると

 
 
「自分はいつか死ぬ」 
 
 
って絶対的な真理さえも、他人事に思えてしまう。

もし命があとわずかだったら? 

 
 
もし余命3ヶ月と宣告されたら?

その瞬間、人は本当にやりたいことに気づく。

死というものを、命の終わりを真剣に考えてみると、生、つまり 「生きる」 ってことの大切さや意味が目の前に立ちあがる。

死を目前に控えた人にとっては、朝、起きれること自体が奇跡なのだ。

死まで残された時間、あなたは命をどう使う?

 
 
その答えを考えながら、この手紙を読んでみてほしい。
 
 
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『人生のちょっとしたアドバイス』

 

26歳という若さで、死と向き合い始めるというのは少し珍しいことかもしれません。

なぜなら、多くの人はこのことに目を背けて生きているからです。

毎日は当たり前のように過ぎていきます、まるでそれがずっと続くかのように。

私もいつか歳を重ね、シワができ、白髪になることを想像していました。

他の多くの人がそう考えるように、たくさんの子どもに囲まれ、愛に溢れた家庭を築くことをいつも考えていました。

しかし人生は儚く、貴重で、予想できないものです。

毎日を生きることは、与えられた権利ではなく贈り物なのです。

私は27歳です。

まだこの人生を終わらせたくない。

私は自分の人生を愛していて、とても幸せなのです。

でも、もう私にはコントロールすることはできません。

私はただみんなに、些細で意味のないようなことにあまり心配しないで欲しいのです。

そして覚えておいて下さい。

最後にはみんな同じ運命が待っているということを。

なのであなたの時間を、価値のある素晴らしいと感じることに使って欲しいのです。

嫌だと思うことはしなくていいのです。

些細なことには寛大でいてください。

もちろんイライラすることはあると思いますが、引きずらないでください。

そのようなことで、周り人々の人生に悪い影響を与えないようにしてください。

イライラしてしまう時は外に出て深呼吸をして、新鮮な空気を、胸いっぱいに吸い込んで下さい。

そして空の青さを、木々の緑を見てください。それらはとても美しいものです。

考えてみてください。

呼吸ができること、その素晴らしさを。

もしかしたら今日、渋滞につかまってしまったかもしれませんね。

あなたの愛おしい赤ちゃんが泣きわめくせいで、よく眠れなかったかもしれません。

美容師があなたの髪を短く切りすぎたかもしれないし

変えたばかりのネイルが欠けていたかもしれません。

自分の容姿が気に入らない人もいるかもしれません。

しかしそれらのことは些細なことです。

あなたが人生の終わりを迎える時、そんなことは考えないと断言できます。

人生全体で見れば、これらのことは本当にどうでもいいことです。

私の身体は日を追うごとに、どんどん痩せ細っていきますが、私の願いは、

もう一度だけ家族と誕生日を過ごしたい

もう一度だけクリスマスを迎えたい

もう一度だけパートナーと過ごしたい

それだけです。

たったもう一度だけでいいから。

仕事がどれだけ大変だったか、エクササイズがどれだけハードだったかなどの不満を訴える人がいますが、まずは身体が満足に動くことに感謝してください。

たとえ理想の体型でなかったとしても、健康でいられること身体が機能すること、それだけで素晴らしいことなのです。

食べ過ぎに注意して、適度に運動をし、新鮮な食事で十分な栄養を与えてください。

そして、お互いを助け合いましょう。

与えて、与えて、与えるのです。

他者に与えることで得られる幸せは、この上ないものです。

私ももっとそれをしたかった。

病気になってから、多くの人が私をサポートしてくれました。

とても返しきれるものではありません。

そのことを私は一生忘れないでしょう。

あなたが死ぬときにお金を持っていてもなんの意味もありません。

自分の服を買う代わりに、誰かのためにそのお金を使いましょう。

あなたが同じ服を着ていても、誰も気にしません。

何より大切な人を食事に連れていったり、贈り物をすることは気持ちの良いことです。

その際に、大切に想っているという気持ちを伝えましょう。

自分のためにお金を使う際は、モノではなく経験に使いましょう。

ビーチに行って足を水につけ、つま先で砂を掘り、顔を海水につけてください。

自然を感じてください。

携帯の画面ばかり見るのではなく、ただその瞬間を楽しむようにしてください。

人生とは画面を通して生きることではないし、完璧な写真を撮ることでもありません。

大切な人との血の通う時間を大切にしてください。

早起きをして、鳥のさえずりに耳をすまし、朝日の美しい色を眺めるのです。

音楽を聴いてください。音楽はセラピーです。

犬を抱きしめてください。

携帯を置いて、友達と話をしましょう。

旅をしたいならしましょう。

生きるために働いてください、働くために生きてはいけません。

心が幸せに感じることをしてください。

ケーキだって食べていいのです。何の罪悪感もありません。

やりたくないことには、やりたくないと言いましょう。

他の人が考える理想の人生にプレッシャーを感じなくても大丈夫です。

平凡な人生を望んでも全く構いません。

愛する人に、毎日愛を込めて、愛していると伝えましょう。

そして覚えていてください。

もし何かが、あなたを不幸にさせたとしても、あなたにはそれを愛など他のパワーに変える力を持っています。

この地球であとどれくらい生きられるか分からないのだから、そのようなことで時間を無駄にしてはいけません。

多くの人が同じことを言っていますが、これ以上の真実はないと思います。

とにかく、これは一人の若い女性からの人生のアドバイスです。

覚えていてくれても、忘れても、私は構いません。

大切な人たちと過ごすことができたこの一年間を、私は一生忘れません。

それは、私の人生で最も素晴らしい一年でした。

それでは、また会う日まで。

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