年齢は単なる数字
子どもの偏食・小食への対応は?
院長 堀部 尊人
こんにちは。京都市 北区 ほりべ歯科クリニック、院長の堀部です。
ある統計によると、子どもの偏食・小食に悩まれている保護者の方は
半分以上だそうです。
九州大学大学院農学研究院助教である佐藤剛史先生という方が子育て中のお母様に向けて
講演されるとき、子どもの偏食・小食に関して、このようなことを言われています。
これを読んで「厳しいな」と感じられる方もおられるかもしれません。
私は佐藤先生の子どもへの愛情を感じました。
ここでシェアさせて頂きます。
子どもの偏食・小食で悩んでいるお母さんの多いこと!
ウチの子たちは食べすぎるくらい食べすぎるので、 その悩みが全く分かりません。
そこで、ウチの子がもし偏食・小食だったらどうするかって考えました。
食べなくていいです。
当然、ごはんを残すのならおやつはないです。
野菜嫌いでも、夕食も野菜たっぷりのごはんです。
それがイヤなら食べなくていいです。
当然、「お腹が減った~」と言ってきても朝ごはんまで何もないです。
朝ごはんもご飯、野菜たっぷりみそ汁、野菜の浅漬けだけです。
それがイヤなら食べなくていいです。それを繰り返します。
それをやっていればいつか絶対お腹が減って食べるようになるはず。
外遊びも思いっきりさせます。カロリーを消費させます。私ならそうします。
空腹は最高のスパイスです。いつか絶対に「白ご飯、おいし~」って日が来ます。
いろいろと話を聞いていると先回りしすぎているような気がします。
「食べないとお腹が減るんじゃないか」「お腹が減ったらかわいそう」 「そのためにちょっとでも食べさせたい」「どうやったら食べるかな」 「子どもが食べるものを作ろう」「じゃぁ、野菜を減らそう」 「パンが好きだから、パンに変えよう」というような感じ。
「ご飯食べてないから、お腹減ってないかな」 「お腹減ってたら、かわいそうだな」「おやつ食べさせておこう」 「子どもが好きな…」というような感じ。
生まれつき胃が小さい子はいると思います。その小食はあると思います。
では、生まれつき偏食があるといえば…
みんな絶対に好き嫌いがあります。本能的に苦いものや酸っぱいものは苦手です。
でも、それは偏食に直結しません。偏食になるかどうかはたぶん、育ての問題。
前述のように先回りのしすぎです。
ウチの食卓は「ないものはない」「だされたものを食べる」暗黙の基本ルールです。
ウチの子たちもみそ汁の出汁のイリコや昆布を「パパ、食べて」と言ったりはします。
でも、「今日は、ご飯じゃなくてパンがいい」なんて絶対に言いません。言っても絶対にパンは出てこないし家にパンがないことを知っているからです。お腹が減るつらさを知っているので「嫌いだからご飯食べない」なんてことも言いません。
ということで私は子どもの偏食・小食は子どもの問題ではなく親の問題だと思います。
親は子どもに食べさせたいものをちゃんと作りましょう。子どもが食べなくても作り続けましょう。その食が子どもの未来を創ります。
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