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食を教えるのではなく、食で教える

食を教えるのではなく、食で教える

2009.06.30

こんにちは。京都市 北区 ほりべ歯科クリニック 歯医者の堀部です。
「弁当の日」ってご存知ですか?
香川県の中学校校長である竹下和男先生が始められた取り組みで、日頃、小・中学校の生徒が学校で食べている給食の代わりに、生徒自身が作ったお弁当を持って行く日を定めたものです。
親は手伝わない。献立から買い出し、調理、片づけまで全部子どもが行う。
本当に自分で作ったかどうかを調べる必要はない。最初は親に手伝ってもらった子どもも、友達に刺激され、「来月は自分で作ろう」と、家の台所で練習し始める。
「弁当の日」で変えたかったのは、子どもの調理技術ではなく、「子どもを取り巻く環境」。
なので、「弁当の日」の弁当の中身は決して評価しない。
今までの食育は「食を」教えていました。
弁当の日は「食で」教えます。
竹下校長が「弁当の日」を通じて本当に伝えたかったこと。
「弁当の日」を経験した子どもたちが卒業する際に贈った言葉、これにぎっしり詰まっています。
感動しました。以下に載せます。
〜〜〜〜〜
食事を作ることの大変さが分かり、家族を有り難く思った人は優しい人です。
手順良くできた人は、給料を貰える仕事についたときにも、仕事の段取りの
いい人です。
食材が揃わなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更ができた人は、
工夫できる人です。
友だちや家族の調理のようすを見て、技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。
 
こまやかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。 
 
旬の野菜や魚の、色彩・香り・触感・味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。 
一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。 
 
スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は、賢い人です。
 
食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。
 
自分の弁当を「おいしい」と感じ「うれしい」と思った人は、幸せな人生が送れる人です。
 
シャケの切り身に、生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。
 
登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、慈しむ心のある人です。
「あるもので作る」「できたものを食べる」ことができた人は、たくましい人です。
 
「弁当の日」で仲間がふえた人、友だちを見直した人は、人と共に生きていける人です。
 
調理をしながら、トレイやパックのゴミの多さに驚いた人は、社会を良くしていける人です。
中国野菜の値段の安さを不思議に思った人は、世界を良くしていける人です。 
自分が作った料理を喜んで食べる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。
家族が手伝ってくれそうになるのを断れた人は、独り立ちしていく力のある人です。
 
「いただきます」「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。
家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、家族の愛に包まれた人です。
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