わかってあげる

院長

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院長 堀部 尊人

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 こんにちは。京都府京都市の歯医者、北区の歯科医院、ほりべ歯科クリニックの院長の堀部です。
 今日はオススメ本です。
 
 「子どもの笑顔が増える!」という記事で、ある新聞に紹介されていた本「スーパー保父が書いた育児と保育の裏ワザ50連発」です。
 著者である原坂さんは、保育士さんです。原坂さんが、保育所の子どもたちや知人の子どもたち、そしてわが子で実践し効果が実証済みの裏ワザを集めた本です。
 これが結構深いんです。
 例えば・・・「子供同士のケンカを楽しく仲直りさせる裏ワザ」
 子供同士のケンカは、たいていそのケンカに負けた子どもが、泣きべそをかきながら大人に言いに来ることによって発覚します。ケンカに勝って言いにくる子どもはまずいません。そして言いにこられた大人は、ケンカの仲裁に入って、さまざまな対応をします。その対応の仕方は、まさに十人十色です。
 ある人は、無条件に泣かせたほうを叱り、ある人は、先に手を出したほうを聞き出してコンコンと叱る。またある人は、それくらいで泣くなと、泣いてきた子供を叱り、ある人は事の発端を根掘り葉掘り聞き出し、どっちが悪いか判決を下し、無理やり「ごめんなさい」を言わせようとしたりします。
 どれが一番いい解決方法かは言えませんが、それらの解決方法には、ある共通点があります。必ずどちらかが不服で、納得できないまま無理やり解決させられたと思う子どもが出てしまう、ということです。
 原坂さんは、何百回も子どものケンカの仲裁に入ったことがあり、この裏ワザでたいがい丸くおさめたそうです。その裏ワザは・・・
 例えば、A君がB君をたたいて、B君が泣いていたら
?「どうしてたたいたの?」など2人から簡単に事情を聴き出す。
?一通り、その事情を理解する。
?「じゃあ、どっちも悪かったね。どっちも悪いからおあいこだ」と言い、「おあいこのあーくーしゅ!」と言いながら、2人に握手させる。
?そのあとは「はい、これでもう2人とも仲良し。なーかーよーしー、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ!」と言って、2人一緒に抱きしめ、自分も含んだ3人でおしくらまんじゅうをする感じで、数回きつく抱きしめる。
 
 「こんなことで、仲直りできるのか」と思われるかもしれませんが、この方法で、その直後にすっかり元の状態に戻った2人が再び一緒に遊びだしたことは数え切れないほどあるそうです。
 ポイントは、子どもに「自分の事情を聴いてもらえた」「自分の気持ちを分かったもらえた」「自分が悪いと決め付けられたわけではない」と感じさせることでしょう。そうすれば、ケンカをした両者は満足するみたいです。(そこへきて、ケンカ相手と一緒になってスキンシップ遊びをするので、その面白さに、もうケンカの原因などどうでも良くなり、仲直りしてしまうのです)
 
 皆、自分のことを「わかってほしい」んです。周りの人はその人の事を「わかってあげる」ことが必要です。ただ「わかってるんだよ」ということが、その相手に伝わっていなければ、「わかってない」のと同じことではないでしょうか。
 お互いに必要なことだと思います。自分はちゃんとできているだろうか・・・


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